出向2か月

出向して2か月が経過した。

環境には少しずつ慣れてて来たような気がする一方で、この出向は自分にとってプラスなのだろうか疑問が募るばかりである。

技術参与として配属されたわけだが、私は営業だったし、経済学部卒のため技術とは離れた存在であると思う。それでも出向元では技術について少なからず勉強はして資格も取得したわけであるが、出向先での担当はいままで担当したことのない分野であり、技術や知識が役にたつ状況ではない。

技術として役に立つ人、公務員としての文化や法律知識を通して役に立つ人、出向元と近い産業分野(出向元の産業を官側から支援)で役に立つ人など役に立ち方は様々であるが、私はどれにも当てはまらないように思っている。

英語はぼちぼち勉強したが、ビジネスレベルといわれるとまだまだで、英語が普通に利用されている環境なので、気後れする。

役に立っている実感が少ない。

会議設定とか議事録作成とか雑用で役に立つレベルでなんだかなと思う毎日。

その割に緊張しいなので、会議中に頭がパニックになって言葉が入ってこなかったり、汗だくになってしまったりする。そうなるとさらにパニックになり、自分が何話しているのかよくわからなくなることもある。

役に立つ実感が欲しい。

 

出向して1か月感じたこと

出向して約1ヵ月が経とうとしている。

出向先の文化の違いには驚きを隠せない。書類の印刷量の多さや、管理の仕方。会議にたくさんの使わない資料の持ち込み。オンライン環境の不十分さ。モニターは使わない。会議は口頭ばかり。あまりメモを共有しない。メールは各位宛てが多く、役割分担デマケが分かりづらい。反応を期待されているのか不明。メールで意見の交換は多くない。会議形式を好む。会議の目的意識が低い。 一方、法律は事業の根幹であり、ロケットは宇宙産業の土台だ。産業全体を理解する上で、ロケットを学ぶことは、サブオービタルを含む軌道上サービスや宇宙へのアクセス、宇宙保険、各分野の衛星、深宇宙探索、ISS、各国の宇宙情勢を知ることにつながる。日本の宇宙産業の成り立ちや、産業構造の理解が一層深まる機会を得たと考える。